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アイルランド政府観光庁、セミナーを開催、春と秋の商品開発が今後の課題

  • 2003年12月11日
 アイルランド政府観光庁は11日、東京で旅行会社を対象とするセミナーを開催し、アイルランドの現状や今後のマーケティング戦略を明らかにした。2002年の北アイルランドを除く地域への日本人訪問者数は2万3000人。そのうちが6月から8月の夏季に75%、4月から5月の春季は10%以下、9月、10月の秋季は15%、11月から3月の冬季は5%であったという。
 このことから、春と秋は夏と比較すると簡単にホテルの予約が出来る上、花の開花時期と重なる観光シーズンであることから、この時期の旅行商品の造成を提案した。また、冬は日照時間が少なく他の季節よりも雨が多いことから、天候に左右されないワーク研修を販売する方針だ。なお、観光客のターゲットとして50歳以上のシルバー層、ヨーロッパ文化に興味を抱く旅慣れた20代後半から40代の女性、そして短期留学生に重点を置くという。今後は出張セミナーの開催のほか、1年に4回ほどセミナーを開催する予定だ。