BC、半期ベースで初の純利益確保も通期での業績予想は下方修正

  • 2003年12月11日
 スカイマークエアラインズ(BC)は平成15年10月期(平成14年11月1日〜平成15年10月31日)の業績予想を下方修正する。BCは既存の東京/福岡線で1日7往復の14便から1日9往復18便に、東京/鹿児島線で1日3往復6便から1日4往復8便へと増便するなど増収施策を打ち出し、売上高は6月時点での予想を1億円上回った。これにより、下半期は経常利益で4億9000万円、当期純利益で4億7000万円を確保、半期ベースでは初の黒字を確保した。ただし、航空機リース保証金などの米ドル建資産の評価損、増資による新株式発行費で6000万円を営業外費用に計上し、通期業績は下回る見込みであることから、今回の下方修正となったもの。BCでは、今回の為替差損等による下方修正は当初、11月以降を予想していたが10月に繰り上がったことが原因としている。
 なお、国際チャーター便は8月以降に回復を示しており、9月から10月は好調に推移しているという。業績の修正予想は下記のとおり。

▽スカイマークエアラインズ平成15年10月期
(修正予想/6月発表時予想/増減額)
売上高/225億5000万円/224億5000万円/1億円増
経常利益/5億7000万円(赤字)/4億3000万円(赤字)/1億4000万円減
当期純利益/7億9000万円(赤字)/6億4000万円(赤字)/1億5000万円減