阪急、10月の海旅は引き続き好調、33%増の213億7403万円

  • 2003年12月2日
 阪急交通社の10月分総取扱額は前年比45.5%増の326億987万7000円であった。このうち海外旅行は前年比33.7%増の213億7403万5000円。阪急の海旅が全体的に回復傾向にある中で、ヨーロッパ、トルコ、アメリカ方面の主催旅行が堅調に推移している。なお、トルコは先日のテロ事件以降、エジプトはバスの事故を受けてキャンセルが多少出ている模様だ。ただし、阪急では「年末年始にかけての予約状況は堅調に推移しており、イラク戦争やSARSの不安による影響が長引いているものの、上期の減少を下期である程度補う見込み」(広報室)としている。
 国内旅行は近畿圏のバスツアー、東北、九州方面のツアーが好調で73.8%増の111億7131万7000円、外国人旅行は6452万5000円である。
 なお、阪急では10月から将来の阪急グループにおける連結決算を鑑み、単月決算の導入を推進しており、昨年の取扱額との比較では若干の上昇が含まれている。