コンチネンタル航空(CO)は9月15日から、トップ・カスタマーを優遇する特別サービス・プログラムを開始する。このプログラムに該当するトップ・カスタマーは利用頻度の高い旅客とファーストクラス及びビジネスファーストの旅客、正規運賃航空券の旅客という、高額な運賃を支払う旅客。収益に重要な位置を占めるトップ・カスタマーへの感謝の気持ちをサービスで還元するとともに、こうした高品質の空の旅を求める旅客へのサービスを強化し、より多くのビジネス旅客の獲得を狙う。
　今回開始する特別サービス・プログラムは3つ。1つ目が｢エリート・フォー・ザ・デイ｣。エコノミークラスの旅客で対象運賃の航空券を購入した場合にこの資格を与え、米国内線で空席がある場合はファーストクラスへアップグレードする。ただし、｢エリート・フォー・ザ・デイ｣は当初、米本土48州とアラスカでのみ導入になる。2つ目は空港での待ち時間を短縮する｢エリート・アクセス｣で、専用の優先搭乗口を設けるほか、専用タグをつけて手荷物の引取りもいち早く行えるようにした。さらに、一部の空港では保安検査も優先的に行う。このプログラムはCOのFFP｢ワンパス｣のエリート会員、｢ファーストクラス｣・｢ビジネスファースト｣の旅客と新設した｢エリート・フォー・ザ・デイ｣(一日エリート会員)に適用、これらのお客はCOの旅客の約20％に該当するという。3つ目は｢窓側もしくは通路側シート保証｣で、エコノミークラス正規普通運賃での旅客には真ん中の席を割り当てないことを保証する。もし、真ん中の席となった場合は、1000マイルを提供する。