中国、ノービザの効果は来年に期待、今後はFIT旅行が増加
中国旅行懇話会はこのほどセミナーを開催、中国国家観光局首席代表の張西龍氏が日中間の観光交流に関する見通しを語った。SARSの影響で落ち込んだ訪問者の回復状況に関して「全世界からの訪問者は25%減であるが、日本に限ると40%減と最も回復が遅い。これに対し、各所で衛生対策を実施し、管理を徹底している」とし、「ノービザの効果は今年よりも、来年から大きな成果が期待できる」とした。また、日本人の中国旅行に関しては、ノービザ後に観光局を訪れる人が急増しており、「地方の細かい情報を求める人も多く、FIT旅行が増加する」という見通しも示した。
また、今後の日中間の旅行業界に関して、「日本は中国にとって最大の市場。今後、中国からの訪問者は日本の最大の市場となる」として、「日本と中国の旅行業界が高品質の旅行を提供するため価格を含めた検討をすることで、互いの利益を享受する関係を築くことが望ましい」と語った。
ただし、張氏は4省1市の訪日旅行対象地域の拡大に関する日中領事局の会合で、「日本側の対応次第で実施となる」と語り、交渉が進展していないことを明らかにした。「中国国内で、地域による差別に当たるとして、(中国)国内では大きな批判がある。これまで、行方不明者がいたことは残念だが、今後は罰則を強化することを提案している」として、日中観光交流は双方向で行うという姿勢を改めて示した。
また、今後の日中間の旅行業界に関して、「日本は中国にとって最大の市場。今後、中国からの訪問者は日本の最大の市場となる」として、「日本と中国の旅行業界が高品質の旅行を提供するため価格を含めた検討をすることで、互いの利益を享受する関係を築くことが望ましい」と語った。
ただし、張氏は4省1市の訪日旅行対象地域の拡大に関する日中領事局の会合で、「日本側の対応次第で実施となる」と語り、交渉が進展していないことを明らかにした。「中国国内で、地域による差別に当たるとして、(中国)国内では大きな批判がある。これまで、行方不明者がいたことは残念だが、今後は罰則を強化することを提案している」として、日中観光交流は双方向で行うという姿勢を改めて示した。