求人情報

関空、国際線便数は97%、旅客は84%に回復、今後は中国の需要を重視

  • 2003年9月12日
 関西国際空港代表取締役副社長の平野忠邦氏がこのほど会見を開き、現在の関空を取り巻く状況を語った。イラク戦争やSARSの影響に関して平野氏は「各航空会社の国際線の旅客便数は9月第1週目に前年同期比で97.2%に回復、旅客数も83.6%に回復している」と語り、関空の利用者はレジャー客の方がビジネス客より多いことが特徴であることから、「9月の第3週、第4週の連休時は国内線、国際線ともに旅客の回復したい」と期待を表明した。
 また、先ごろの日本/中国航空当局間協議において、旅客便ではB747機材相当で週35便の増便を可能としたが、関西空港でも既に日本航空(JL)、日本エアシステム(JD)、全日空(NH)が増便を発表している。これに加え、平野氏は「海南航空(HU)が関西/海口に11月から週3便体制で運航するのでは」という見通しも示した。これにあわせ、関空ではエアポート・セールスを強化し、「特に中国は重視して実施する」(平野氏)方針だ。また、エミレーツ航空(EK)の搭乗率が良く、特に羽田空港から関空を利用する乗継が好調であることから、羽田空港と共同で関西空港利用促進のキャンペーンの展開も行う予定だ。