求人情報

AF、イ戦争、SARS、労働争議の逆境でも純利益400万ユーロを達成

  • 2003年9月11日
 エールフランス(AF)の2003/2004年度第1四半期(2003年4月〜2003年6月)の決算は、営業収益が前年比9.2%減の30億1000万ユーロ、航空機処理後の営業損益も900万ユーロの損失であったが、純損益は400万ユーロの黒字を確保した。当期はイラク戦争やSARSが多くの航空会社に大きな影響を及ぼしたが、AFはこのほかに航空管制官労働組合のストライキにより5500万ユーロの損失も被った。
 旅客輸送部門を見ると、営業収益は9.5%減の24億9000万ユーロ。有効座席キロ(ASK)を3%減の318億8800万ASKに減少したが、有償座席キロ(RPK)も5.7%減の237億3600万RPKと下回り、ロードファクターは前年を2.1ポイント下回る74.4%であった。しかし、8月第3週までの旅客輸送量を見ると、不振だった過去2ヶ月間の反発が見られることから、通期の業績は航空機売却益計上前の営業損益で若干の利益を計上できるとしている。