ニッコウ、第1四半期は赤字も通期では黒字を予想、7月以降の客足順調
ニッコウトラベルの平成16年3月第1四半期の連結決算(平成15年4月1日〜6月30日)は、売上高が5億9600万円、経常損失が4500万円、純損失が2900万円と赤字になった(四半期ごとの業績開示は今年が初年度のため、前年度との比較はない)。当期間中はイラク戦争とSARSの影響により、海外旅行者数が前年比48%減の196万人と大幅に減少した。この状況の中、同社はシニア層が大半を占める顧客層に配慮し、全てのツアー参加者に対してキャンセル料を無料にし、安心した時期に参加してもらうように通達を出した。その結果、キャンセル数は829人、売上金額では3億9400万円の損失となり、売上げの減少に大きく影響した。
しかし、7月以降はイラク戦争の終結やSARSの沈静化に伴い、旅行の申込みが順調に回復しており、7月に実施した旅行発表会では昨年と比べ5割から6割増のお客が参加したという。このことから、通期では例年並の売上げが確保できると予測し、通期の業績予想に関しては従来通り変更せず、売上高は40億5000万円、経常利益は4000万円、当期純利益は3300万円を見込んでいる。
しかし、7月以降はイラク戦争の終結やSARSの沈静化に伴い、旅行の申込みが順調に回復しており、7月に実施した旅行発表会では昨年と比べ5割から6割増のお客が参加したという。このことから、通期では例年並の売上げが確保できると予測し、通期の業績予想に関しては従来通り変更せず、売上高は40億5000万円、経常利益は4000万円、当期純利益は3300万円を見込んでいる。