NZ、SARSの影響も今期は好調、今後はQFとアライアンス強化を図る
ニュージーランド航空(NZ)の2002/2003年(2002年7月1日〜2003年6月30日)税引き前営業利益は、2億2030ニュージーランドドル(約148億5189万円)で、前年比を1億8730万ニュージーランドドル(約126億2714万円)上回る567%増となった。また税引き後の営業利益も1億6570万ニュージーランドドル(約105億6419万円)と、SARSの影響で下期は赤字決算となったが、NZによると通期では好調と分析する。
この要因として、昨年11月に導入した国内線の低価格運賃「エキスプレス・クラス」の普及による利用者の増大、国際線ではカンタス航空(QF)とのアライアンスによるビジネス改善などがあげられる。特に、QFとのアライアンスは、限られた資源を両社の競争激化に費やすことなく、有効な資金活用ができたとNZは見ている。今後、NZはQFとのアライアンスをこれまで以上に強化し、資本原価の達成や座席の過剰供給などの問題に取り組んでいく方針だ。
この要因として、昨年11月に導入した国内線の低価格運賃「エキスプレス・クラス」の普及による利用者の増大、国際線ではカンタス航空(QF)とのアライアンスによるビジネス改善などがあげられる。特に、QFとのアライアンスは、限られた資源を両社の競争激化に費やすことなく、有効な資金活用ができたとNZは見ている。今後、NZはQFとのアライアンスをこれまで以上に強化し、資本原価の達成や座席の過剰供給などの問題に取り組んでいく方針だ。