AY、ヘルシンキ/上海線を運航開始、中国路線は週11便に拡大

  • 2003年9月3日
 フィンランド航空(AY)は9月2日から、ヘルシンキ/上海線の運航を開始した。上海への就航は北欧の航空会社として初めてのこと。同路線は火・木・土曜日ヘルシンキ発、水・金・日曜日上海発の週3便の直行便。ヘルシンキ発は夕刻のため、北欧やヨーロッパ諸国からのフライトと接続の利便が良いうえ、上海発もヘルシンキでのヨーロッパ路線とスムーズに接続している。このため、AYでは同路線の乗客の3分の2はアジアからの乗客で、そのうちの大半はヘルシンキ経由のAYのヨーロッパ路線を利用すると見込んでいる。
 なお、今回の上海線の就航で、AYのアジア路線は東京、大阪、北京、上海、香港、バンコク、シンガポールの主要7都市に週27便の運航に増加した。そのうち中国路線は北京線の週5便、香港線の週3便、上海線の週3便の計週11便と、アジア路線の4割のシェアに拡大している。さらに、来年春には北京路線をデイリー運航に増便する予定で、上海線も需要増加と運航認可の状況により増便する可能性もあるという。