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HIS、7月の海旅取扱額は33.7%減、8月は前年並みに回復の見込み

  • 2003年8月27日
 エイチ・アイ・エスの7月の総取扱額は前年比22.9%減の153億3553万3000円であった。そのうち海外旅行は33.7%減の144億31万5000円。6月末にSARSの影響によるアジアへの主催旅行中止が解除されたが、初心者やシニア、団体など海旅に慎重な顧客層の需要回復には至っていないという。しかし、ヨーロッパ、アメリカ、近場のビーチ方面を中心に積極的な販売展開や、アジアへの需要回復を目的とした安全確保の徹底と現地情報の充実に加え、付加価値と価格を重視した商品を企画。リピーターを中心に7月出発のお客の取り込みに成功し、前年比の減少幅は6月に比べ25ポイントも大幅に改善した。さらに、8月から秋・年末年始の商品の販売を開始。秋商品のニーズの高さや年末年始の日並びの良さなどを考慮して、早めの取り込みを図る。8月の見通しでは新規予約が回復し、既に前年並みの水準まで戻り始めているという。
 なお、国内旅行は56%増の9億3521万8000円であった。