NH、下期のチャーター運航を拡大、増収対策として前年比で2.3倍に増加
全日空(NH)は今年度下期のチャーター運航数を前年同期と比べ約2.3倍に増加、国内線・国際線合わせて145本の運航を計画している(羽田深夜チャーター除く)。これは、SARSによる需要の落ち込みからの利益確保のための増収対策。国際線ではホノルルなどのリゾート行きチャーターを増発し、前年同期と比較して約7倍の規模に拡大。例えば、上期では成田・関西/カルガリーと成田/ミルウォーキーの計4本であたが、下期計画では地方都市出発のホノルル行きを計30本などを含め計40本を計画している。また、国内では北海道や沖縄行きチャーター便を増加し、昨年度の約2倍の規模にする予定。一方、羽田発の深夜早朝時間帯の国際線チャーター便では、従来のソウル行き(週1〜2便)に加え、グアム行きを8月から9月にかけて59本運航し、前年度並みの約230本程度を見込んでいる。
なお、羽田/ソウル間のチャーター便は平均利用率が約8割、羽田発グアム行きは約93%と高い予約率を維持しているという。
なお、羽田/ソウル間のチャーター便は平均利用率が約8割、羽田発グアム行きは約93%と高い予約率を維持しているという。