東急、平成15年中間期は9.7億の赤字、通期予測は若干の上方修正

  • 2003年8月26日
 東急観光は平成15年12月期中間期(平成1月1日〜6月30日)の業績は、連結で営業収益が前年同期比19.1%減の116億4600万円、経常損失が8億2800万円で、9億7100万円の純損失となった。そのうち旅行業での営業収益は106億5700万円、営業利益は2億1700万円を計上。同社では今年1月から東京渉外営業事業を東急ナビジョンに、国際旅行事業とビジネストラベル事業を東急ストリームラインに、首都圏個人旅行事業を東急トラベルエンタテイメントに事業継承させる吸収分割を実施しており、全国の渉外営業事業と企画商品造成とホールセール事業及び営業支援機能を持つ単体での業績は、営業収益が34.1%減の84億2700万円、経常利益が1億5500万円で純利益は46億円の黒字に転化した。
 なお、同社では費用の削減をはじめとする施策を講ずることで、5月27日に発表した通期業績予想を若干だが上方修正した。修正後の予想、および旅行関連の取扱額は下記の通り。

▽連結(売上高/経常利益/純利益)
 256億円/△1億6000万円/△3億6000万円
▽単体(売上高/経常利益/純利益)
 181億円/9億7000万円/8億円

▽当期業績概況(取扱額[前年比]/営業収益[前年比])
国内旅行 439億8200万円[34.9%減]/60億1100万円[34.9%減]
海外旅行 77億7200万円[68.8%減]/9億9000万円[70.1%減]
その他 3億8900万円[29.8%減]/12億3400万円[-]