阪急、小島弘社長が今後の方針で「質」を重視する方針を強調
阪急交通社の小島弘社長はこのほど、社長就任後に初めて会見を開き、今後の旅行事業において「質」を重視する方針を強調した。現在はSARSの影響により、「4月から6月の営業収益は約15億円(前年比24%減)の減益を見込み、第2四半期も厳しい状況。秋以降に前年並みに回復する」と小島氏は予測し、「既に策定した第5次3ヶ年計画(2003年〜2005年)を推進することで、国際輸送を含む全社の取扱額を5000億円、営業収入500億円を実現する」と語った。
この実現に向け、「旅行商品の価格競争ではなく価値競争に転換し、収益性を上げ、サプライヤーや消費者の満足度を高める『質』を重視する」と語った。このため、顧客対応や消費者ニーズに合う商品の提供、利便性の向上などを図る。トラピックス商品では、海外旅行の経験が5回から6回のリピーター層をターゲットとする企画で、これまでの主な顧客層であった初心者層も取り込む狙い。また、利便性という点からもインターネットを重視し、2005年度までに全体の取扱人員の8%、営業収益の12%(2002年度は取扱人員4%、営業収益6%)までシェアを高める。このため、2005年度までに約15億円を投資してホームページからの予約を実現する次世代旅行システムの開発に着手する。
この実現に向け、「旅行商品の価格競争ではなく価値競争に転換し、収益性を上げ、サプライヤーや消費者の満足度を高める『質』を重視する」と語った。このため、顧客対応や消費者ニーズに合う商品の提供、利便性の向上などを図る。トラピックス商品では、海外旅行の経験が5回から6回のリピーター層をターゲットとする企画で、これまでの主な顧客層であった初心者層も取り込む狙い。また、利便性という点からもインターネットを重視し、2005年度までに全体の取扱人員の8%、営業収益の12%(2002年度は取扱人員4%、営業収益6%)までシェアを高める。このため、2005年度までに約15億円を投資してホームページからの予約を実現する次世代旅行システムの開発に着手する。