東急観光の6月の総取扱額は前年比13.9％減の150億832万7000円であった。このうち海外旅行は54.9％減の22億3199万7000円となり、商品別では団体が66.7％減、企画商品が59.5％減とSARSの影響を残す実績となった。なお海外旅行の取扱人員ベースで比較的善戦する方面はヨーロッパの21.3％減、ハワイの37.4％減、グアム・サイパンの46.5％減であり、その他の方面に関しては先月の｢壊滅的状況｣から脱却しているものの、80％減を推移する厳しい状況にある。
　なお、国内旅行は3.4％増の125億5436万1000円で、団体の8.6％増、企画商品の9.7％増が全体の増加を下支えした。訪日旅行は64.7％減の8254万5000円である。