CO、第2四半期の純利益は7900万ドル、SARSで太平洋路線が減少

  • 2003年7月23日
 コンチネンタル航空(CO)の第2四半期(4月〜6月)の業績は、営業利益が2億3800万ドル、純利益が7900万ドルであった。ただし、この結果には保安対策費用償還分1億7600万ドル(税引後1億1100万ドル)と航空機納入の延期に伴う特別費用1400万ドル(税引後800万ドル)が含まれている。イラク戦争やSARSの影響で国際線の運航を見合わせるなど、主要路線の座席供給量が前年同期比で6.8%減、旅客収入も20億ドルと1.7%減少した。旅客収入を方面別で見ると、米国路線が4.2%減、中南米路線が1.7%減、大西洋路線が6.7%減のところ、太平洋路線が31.3%減と、特にSARSの影響が大きいことが分かる。しかし、路線距離や提供座席数の調整で、太平洋路線を除き収益率と有効座席マイルあたりの旅客収入(RASM)は前年に比べ増加、特に米国内路線では業界平均を上回る結果であったという。
 1月から6月の累計では営業利益は1300万ドル、純損益は1億4200万ドルの赤字。今年前半の動きとして、航空券購入やチェックイン、マイレージの特典航空券への変更などの利用者の増加に伴い、COのウェブサイトでの売上げも前年同期と比べ70%も増加しているという。COではウェブサイトでの売上額を通年で10億ドルを超えると予想している。