JALグループ、5月の国際線は前年比52%減の56万457人

  • 2003年7月8日
 JALグループの5月の国際線輸送実績は、日本航空(JL)、日本エアシステム(JD)、日本アジア航空(EG)、JALウェイズ(JO)を合わせ前年比52.1%減の56万457人であった。方面別では全路線で先月に引き続き前年比を下回った。先月と比較した場合、最も小さい減少幅は太平洋線の2.1ポイント減、最も大きいのは中国線の39.0ポイント減となっており、世界保健機構(WHO)の新型肺炎(SARS)感染地域指定、および外務省の危険情報の影響が大きく表れた格好となっている。ただし、関係者の間では「5月が底」との見方が強いことから、各路線でのV字回復が期待される。なお、方面別の実績は下記の通り。

▽JL国際線方面別実績・5月(路線/旅客数[前年比]/利用率[前年比])
太平洋線/18万6148人(34.7%減)/60.9%(14.8ポイント減)
欧州線/7万1699人(46.8%減)/50.2%(24.1ポイント減)
東南アジア線/13万6655人(63.7%減)/35.2%(23.1ポイント減)
オセアニア線/4万6048人(31.4%減)/51.9%(25.9ポイント減)
グアム・サイパン線/3万4172人(54.7%減)/41.0%(17.8ポイント減)
韓国線/6万6838人(43.4%減)/39.0%(21.4ポイント減)
中国線/1万8897人(83.3%減)/12.5%(47.6ポイント減)