HIS、連結中間純利益は6億5100万円、FITの販売競争力を強化へ
エイチ・アイ・エスの平成15年10月期連結中間決算は売上高が前年中間期比7.6%増の1079億5600万円、営業利益が79.2%増の10億6400万円、経常利益が16.5%増の8億2500万円、中間純利益は6億5100万円となった。HIS単体の売上高は4.8%増の868億5300万円、営業利益は26.0%減の6億4400万円、経常利益は28.3%減の7億9100万円、中間純損益は4億6800万円の赤字となった。今中間期は年末年始の日並びが良く、業界全体で好調な実績を残したものの、その後のイラク戦争や新型肺炎(SARS)の影響を受けている。これを踏まえHISでは、主要顧客層である個人、若年層、リピーターを中心に営業活動を展開、主催旅行では好調な方面で座席を確保して集中的に販売する手法によりシェアの向上を図った。また、昨年12月から近畿日本ツーリストとチャーター便の販売で提携するなど、新たな試みを実施している。
なお、通期の見通しとしては景気の低迷に加え、世界情勢やSARSなどの不安定要素が見通しを立て難いものとしているが、シェア拡大の好機と捉える。特に個人自由旅行の販売における競争力の強化、海外支店のサポート体制を活用した安心感の向上を高める。通期の連結業績は売上高2237億円、経常利益15億円、当期純利益7億7000万円、単体での売上高1902億円、経常利益18億5000万円、当期純利益1億4000万円を目指す。
なお、通期の見通しとしては景気の低迷に加え、世界情勢やSARSなどの不安定要素が見通しを立て難いものとしているが、シェア拡大の好機と捉える。特に個人自由旅行の販売における競争力の強化、海外支店のサポート体制を活用した安心感の向上を高める。通期の連結業績は売上高2237億円、経常利益15億円、当期純利益7億7000万円、単体での売上高1902億円、経常利益18億5000万円、当期純利益1億4000万円を目指す。