ジャルパック、第34期決算で当期純損益は2億8754万円の赤字
ジャルパックの第34期(平成14年度)決算は、営業収益が前年比9.1%増の1303億7300万円、経常損益は昨年度の23億7500万円の赤字から2億648万円の赤字、当期純損益は24億5500万円の赤字から2億8754万円の赤字となった。上期は景気低迷や同時多発テロの影響から回復しつつあったものの、下期のバリ島爆破事件、グアムの大型台風直撃、イラク戦争、新型肺炎など需要減退が加速する要因が多く、インセンティブをはじめとする大型グループの取り込みが厳しい状況であった。アイルではハネムーン層や熟年層の取り込みを図り、アヴァではファミリー層に訴求する「ファミリーキャンペーン」、女性をターゲットとする「魅せられチャイナ」などで健闘し、オセアニアや中国方面で前年度を上回る実績を記録した。また、ホームページ「eトラベル」(http://www.etravel.co.jp/)での取扱人数を順調に伸ばした。なお、年間の総取扱人数は10%増の92万9805人、このうち主催旅行は15%増の51万3032人、手配旅行は5%増の41万6773人。