ENIT、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州セミナーを開催、注目は食

  • 2003年6月11日
 イタリア政府観光局(ENIT)は6月10日、イタリア貿易振興会とアリタリア航空(AZ)の協力でフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のセミナーを行った。当日は現地から州知事代理のジャンニ・ブラーヴォ氏をはじめとする使節団が来日し、ニーズが多様な日本人旅行者の期待に応えるデスティネーションであることをアピールした。
 フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州はイタリア北東部に位置し、オーストリアとスロベニアとの国境の州である。そのため、様々な文化の接点として発展を遂げ、文化都市として名高い州都トリエステの他、世界遺産に登録された古代ローマ遺跡の残るアクイレイアの町、中世ロンゴバルド王国の中心地だったチヴィダーレ、星型の城塞都市パルマノーヴァなど多くの観光名所がある。また、最近ではイタリア観光の目的の一つとして、スローフードブームによる「食」も注目されているが、サン・ダニエーレの生ハムやワイン、チーズなどの名産品が楽しめる地域でもある。トリエステまでは日本人観光客が多く訪れるベネチアから列車で約2時間の距離に位置することから、ベネチアを訪ねるツアーに組み込こむことも可能だ。