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JNTO、北米ツアオペ招聘事業で7社が訪日ツアー開発、訪日ツアーに弾み

  • 2003年6月3日
 国際観光振興会(JNTO)が今年3月、「北米ツアオペレーター・スタディツアー」として招請した19社のうち、7社が訪日ツアーを開発することが明らかになった。この事業は今年度の国土交通省の補正予算に盛り込まれたビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の一環としてJNTOが業務受託し、海外の旅行会社招請事業として行われたもの。スタディーツアーでは3月12日から20日の日程で東京、箱根、熱海、清水、京都、奈良、名古屋、犬山、下呂、高山、白川郷、金沢の視察を実施した。その結果、来社した19社のうち7社が新たに訪日ツアーの開発に取り組んでいる。
 例えば、High Country Passage社は11泊12日で、関東・中部・北陸・関西地区の文化鑑賞をテーマに周遊する高級ツアー(1人7500ドル)を2005年から催行する予定。対照的にBig Five Tours社は東京、鳥羽、下呂、高山を巡る家族向けの手頃な価格(1人3000ドル程度)のツアーを今年末から販売する予定である。また、Ambassador Programs社では学生の夏休みを利用した16泊17日の体験旅行を企画するなど、それぞれに趣向の異なる興味深いツアー開発が行われている。JNTOではツアーパンフレットの作成や協同広告などこれらのツアー販売促進に協力していく一方、その他の参加会社へのフォローアップを続ける意向だ。