2002年海外挙式組数、前年比4%減の4万8646組、シェアは微増

  • 2003年5月30日
 ワタベウエディングの「2002年海外挙式動向調査」によると、2002年に海外挙式を上げたカップルは前年を2100組下回る4万8646組(前年比4.1%減)であった。全国の総婚姻組数が75万5000組と前年に比べ4万4999組となり、海外挙式のシェアは6.4%と前年から0.1%の微増となった。挙式エリアはハワイが2万3907組(7.8%減)と1番人気を保ち、グアム、サイパンのミクロネシア地区は12月の台風直撃にも関わらず1万379組(前年比5.4%増)、オセアニアが5784組(2.9%減)、アメリカ・カナダが1876組(47.2%減)、ヨーロッパが3250組(1.6%増)となった。またフィジー、タヒチを中心とする南太平洋での挙式が大きく伸びるなど、他のエリアにシフトする分散化の傾向が表れてきている。
 なお、同社では2003年は75万組の婚姻届出数を見込み、このうち海外挙式組数は4万8500組程度と予測、お客の動向としても海外挙式を控える停滞するとしている。ただし、長期的な展望としては婚姻組数が減少するも、「堅苦しい結婚式をしたくない」「挙式だけでなく新婚旅行も一緒にできる」という高い潜在需要に支えられた順調な伸びを見込む。