IATA、4月の輸送実績でアジア・太平洋の航空会社にSARSの影響
国際航空運送協会(IATA)によると2003年4月の定期航空会社の輸送実績は、有償旅客キロメートル(RPK)が前年比18.5%減、有効座席キロメートル(ASK)が6.2%減となった。新型肺炎(SARS)の影響は特にアジア・太平洋の航空会社に打撃を与え、RPKは44.8%減、ASKは12.6%減、ロードファクターは前年から28.0ポイント減の48.0%となった。IATAでは「安全・安心」が旅客の不安を取り除く最大の要因であるとしており、4月から1億5000万人の旅客のフライトを手掛けた中、機内でSARSに感染する例が1例も報告されていないことを強調している。なお、4月の方面別定期航空会社の輸送実績は下記の通り。
▽方面別定期航空会社の旅客輸送実績(4月)/RPK/ASK
ヨーロッパ 4.8%減/0.1%減
北米 23.5%減/13.9%減
南米 5.3%増/1.0%減
アジア・太平洋 44.8%減/12.6%減
中東 9.4%減/3.7%減
アフリカ 5.3%減/4.8%増
全体 18.5%減/6.2%減
▽方面別定期航空会社の旅客輸送実績(4月)/RPK/ASK
ヨーロッパ 4.8%減/0.1%減
北米 23.5%減/13.9%減
南米 5.3%増/1.0%減
アジア・太平洋 44.8%減/12.6%減
中東 9.4%減/3.7%減
アフリカ 5.3%減/4.8%増
全体 18.5%減/6.2%減