日系航空会社、GW期間の国際線輸送実績で総旅客数は前年比42.9%減

  • 2003年5月6日
 日系航空会社(JALグループ、ANAグループ)の4月25日から5月5日までのゴールデンウィーク期間、国際線の輸送実績は、日本発着便合計で総旅客数が前年比42.9%減の28万2755人となった(2002年は4月27日〜5月6日の10日間)。方面別では新型肺炎(SARS)の影響が懸念される中国方面での不振が目立ち、JALグループでは中国線の利用率が10.4%、ANAグループではアジア/太平洋線の合計で36.1%となった。比較的好調な方面はJALグループの実績は、オセアニア線が前年比17.2%減の8525人、米大陸線が25.0%減の1万6532人である。なお、両グループの国際線実績、国内線実績は下記の通り。

[提供座席数(増減)/総予約数(増減)/利用率]
▽JALグループ
国際線(日本発):23万9202席(16.7%減)/10万1869人(47.4%減)/42.6%
国内線(上下線):202万5966席(2.7%増)/125万451人(0.1%増)/61.7%

▽ANAグループ
国際線(日本発):7万9378席(8.0%減)/3万771人(44.2%減)/38.8%
国内線(上下線):224万18席(1.2%増)/121万554人(8.4%減)/54.0%