NH、平成15年3月期決算は170億4200万円の赤字
全日空(NH)の平成15年3月期の決算は、売上高が前年比2.8%増の9405億300万円、営業損益が82億8900万円の赤字、経常損益が200億5100万円の赤字、当期純利益が170億4200万円の赤字となり、2期連続の赤字となった。連結では売上高が前年比0.9%増の1兆2159億900万円、営業損益が25億9700万円の赤字、経常損益が172億3600万円の赤字、当期純損益が282億5600万円の赤字。
航空運送事業の営業損益は69億1300万円、特に国内線の旅客収入で前年から159億1800万円の減収で、前年比2.4%減の6468億5400万円となった。国際線は158億2100万円増収の前年比9.3%増の1854億8100万円。国内線に関しては日本航空(JL)、日本エアシステム(JD)の統合を契機に、運賃の引き下げ競争の激化が収益に影響した。国際線での増収は、成田空港の暫定平行滑走路の供用開始による発着枠の増加による中国路線の拡充が寄与した。
旅行事業の営業損益は5億8400万円の黒字。国内旅行はスキーツアーをはじめとする北海道商品で強力なプロモーションを展開、取扱人数および販売高ともに前年同期を上回った。海外旅行はビジネスクラスを利用した旅行商品の販売を強化、前年を上回ったものの、海外旅行全体の本格的な需要回復には至っていない。
来期は単体で売上高9880億円、経常利益100億円、当期純利益50億円、連結では売上高1兆2450億円、経常利益150億円、当期純利益150億円を見込み、復配を目指す。国際線、国内線の需要が大幅に回復することは期待できないものの、コスト削減、SARSの影響による旅客減少が予想される路線の休止、減便、機材の小型化などで年間100億円の収支改善を実行する。
航空運送事業の営業損益は69億1300万円、特に国内線の旅客収入で前年から159億1800万円の減収で、前年比2.4%減の6468億5400万円となった。国際線は158億2100万円増収の前年比9.3%増の1854億8100万円。国内線に関しては日本航空(JL)、日本エアシステム(JD)の統合を契機に、運賃の引き下げ競争の激化が収益に影響した。国際線での増収は、成田空港の暫定平行滑走路の供用開始による発着枠の増加による中国路線の拡充が寄与した。
旅行事業の営業損益は5億8400万円の黒字。国内旅行はスキーツアーをはじめとする北海道商品で強力なプロモーションを展開、取扱人数および販売高ともに前年同期を上回った。海外旅行はビジネスクラスを利用した旅行商品の販売を強化、前年を上回ったものの、海外旅行全体の本格的な需要回復には至っていない。
来期は単体で売上高9880億円、経常利益100億円、当期純利益50億円、連結では売上高1兆2450億円、経常利益150億円、当期純利益150億円を見込み、復配を目指す。国際線、国内線の需要が大幅に回復することは期待できないものの、コスト削減、SARSの影響による旅客減少が予想される路線の休止、減便、機材の小型化などで年間100億円の収支改善を実行する。