AA、上級役員の残留特別手当を撤廃、および人事

  • 2003年4月25日
 アメリカン航空(AA)はこのほど、上級役員の残留を目的とした残留特別手当を自主的に撤廃すると発表した。この制度は、9.11事件直後に上級役員の他社への流出を引き止め、残留を促すことを目的にAA経営幹部が制定したもの。今回の残留特別手当撤廃の理由としてAAは、「残留する役員は、金銭的報酬のみを目的としておらず、役員自らが従業員と一体となって犠牲を分かち合うことを従業員に改めて確信してもらうため」としている。
 なお、AAの持株会社AMRコーポレーションは、会長兼CEOドン・カーティー氏の退任に伴い、エドワードA.ブレンナン氏を新取締役会長、現社長兼COOのジェラルドJ.アーペイ氏を新CEO兼社長に任命した。ブレンナン氏は17年以上に渡りAMR取締役会のメンバーを務めている。