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NAA、「手ぶら旅行」実現に向け次世代空港システム技術研究組合を設立

  • 2003年4月21日
 新東京国際空港公団(NAA)は「手ぶら旅行」実現のため、手荷物処理の研究を行う「次世代空港システム技術研究組合」を設立する。発起人はNAA、全日空(NH)、日本航空(JL)、佐川急便、福山通運など航空会社や宅配会社をはじめとする16社。5月中旬に組合員を公募する。
 この「手ぶら旅行」は旅行客が自宅で荷物を宅配会社に預け、到着空港において荷物を受け取るサービス。空港では、爆発物検地装置と手荷物搬送のベルトコンベアーが一体化した「インラインスクリーニングシステム」を採用、荷物のセキュリティーチェックの向上を図る。NAAによれば、今年12月初旬から6ヶ月間の予定でサービスの試行を行う。参加する航空会社は日本航空(JL)と全日空(NH)、対象となる到着空港はスキポール、サンフランシスコ、香港、ホノルル、JFK、チャンギの6空港となっている。今後は2006年4月に成田空港第1ターミナル南ウィングのリニューアルに合わせ、実用化を目指す。