NW、運航スケジュールの約12%を縮小、他の航空会社も路線を減便

  • 2003年3月24日
 ノースウエスト航空(NW)はイラクでの情勢悪化を受け、全運航スケジュールの約12%を縮小、約4900名の従業員を削減する。運航スケジュールの縮小に伴い、マクドネル・ダグラスDC-9とDC10-30、エアバスA320、ボーイングB757-200とB747-200の合計約20機の航空機を通常の運航から外す予定。運航スケジュールの変更は3月29日までに全ての予約システムに反映するほかホームページ(英語:http://www.nwa.com、日本語:http://www.nwa.co.jp)にも掲載する。また、人員削減は全部署の従業員が対象となっており、この他に自己休職、人材の不補填、一時解雇を実施して賃金の削減を行う。
 なお、NW以外のアメリカ大手航空会社も路線の減便を予定している。デルタ航空(DL)は全運航スケジュールの約12%を縮小する。これにより5月1日から運航を予定していたボストン/ローマ線およびシンシナティ/ローマ線の就航を延期する。ユナイテッド航空(UA)は全運航スケジュールの8%を縮小、あわせて経費削減策として従業員の休職を検討している。人数に関しては未定。アメリカン航空(AA)は国際線の運航スケジュールを6%縮小させる。