ジェイティービーはグループ会社で福利厚生代行事業を扱う｢JTBベネフィット｣の資本金を現在の5000万円から3億円に増資、事業基盤の強化を行う。これは民間企業から地方自治体、官公庁などの行政機関まで、幅広い分野の法人および組織でアウトソーシングの需要があることから福利厚生代行事業分野で営業の拡大を行うもの。具体的にはJTBベネフィットのカタログに掲載する現行の提携サービスを2000から3600まで拡充、利用可能な施設を1万8000ヶ所から2万7000ヶ所まで拡大する。
　また、福利厚生の分野においても｢個人｣のニーズを取り込む必要性が高まっていることから、全国2000のレジャー施設情報を携帯電話(iモード、J・Sky、Ezweb)で検索するシステムを4月1日から開始する。さらにソフトバンク・グループのイー・アドバイザーと提携、｢個人向け｣ファイナンシャルプランニングのコンサルティング業務を行う。これらの施策により、JTBベネフィットでは2005年度に100万人の会員獲得を目指す。