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外務省危険情報、およびJATAの対応状況

  • 2003年3月18日
 アメリカ大統領のジョージ・W・ブッシュ氏がイラク大統領のサダム・フセイン氏およびその息子達に対し48時間以内にイラクを退去しない場合、武力行使を警告、イラク情勢は緊迫の度合いを増している。各種報道では週内の開戦もありうるとの見方が大勢を占めている。事態の緊迫化にあたり、外務省渡航情報、日本旅行業協会(JATA)、および日本の大手旅行各社のイラク周辺地域へのツアー催行状況やその他の動向をまとめた。

 外務省は3月17日付でイラクの周辺地域のレバノン、エジプト、ヨルダン、イラン、イスラエル、ガザ地区、シリア、バーレーン、サウジアラビア、トルコ、カタールの一部地域に関する渡航情報を発出した。これは危険情報の継続、および引き上げ、また対象地域の拡大などとなっている。渡航情報に関しては海外安全ホームページ(http://www.pubanzen.mofa.go.jp/)へ。
 日本旅行業協会(JATA)は2月13日付で有事の際の体制の確認、2月25日付で危機管理の対応策に関して会員各社に通達している。またイラク関連で有事の際はJATA内に対策本部を設置、対応にあたるとしている。