近ツー、クラブツーリズムの予約システム「FACT」を全支店で運用

  • 2003年2月28日
 近畿日本ツーリストはこのほど、1999年から稼動するクラブツーリズムの海外、および国内旅行の予約システム「FACT」をバージョンアップし、ホスト・コンピューターの処理能力を拡充、近ツー全支店で運用を開始した。クラブツーリズムは現在、機関紙『旅の友』を年18回発行、360万世帯、720万人の顧客を抱える。これまで近ツー支店でクラブツーリズム商品の予約を取扱うことがあったものの、クラブツーリズム側に詳細の確認、および手続きなどを依頼することがあった。この二重の作業の解消と、近ツーが掲げる2010年までに顧客1000万世帯を目標とする「フォーカス10ミリオン」の推進を目的として、今回の近ツーの250支店およびツーリストサービス100支店の合計350支店での導入に至った。
 なお、システムはホスト・コンピューターにWindows2000、データベース管理ソフト「Oracle9iReal Application Clusters」でハードウェアは「hp ProLiant」を採用、これまでのシステムから5倍以上へと処理能力の向上を図った。支店側ではブラウザ画面から操作が可能となっており、運用にあたっての初期投資の節減、基幹システムの使いやすさを追求したものとなっている。