JL・JATA、2月22日に広島で「ハワイ・トラベルフェア」を開催

  • 2003年2月20日
 日本航空(JL)と日本旅行業協会(JATA)中・四国支部は2月22日に広島で「HAWAII トラベルフェア」を開催する。これは4月1日から運航を再開する広島/ホノルル線の販売促進、および広島空港発着の利便性の高さを広島県および近県の利用客にアピールし、ハワイへの需要喚起を促すもの。今回は初めて一般消費者を対象とするが、旅行会社に勤務する方の参加も歓迎している。これに合わせ、「感じるハワイ」キャンペーンを展開、3月中に広島市内を運行する広電3両を車内吊り広告をハワイ一色にする「電車ジャック」を行う。
 JALセールス広島支店のよれば、「昨年の広島/ホノルル線の搭乗率は62.4%であり、今期運航する10月までの搭乗率を75%程度に引き上げたい」としている。このため、主力のパッケージ商品に注視、「広島を含む近県に住む方の旅行事情はハワイが初めての方が多く、今後はリピーターを増やすことが重要である」という。このため広島発のハワイ行き商品で昨年の主流であった4泊6日の約6万円台の商品ではなく、中高年層に売り込むために観光を含む内容が濃い8万円程度のパッケージ商品が今後は重要になる。また空港のアクセスの面で「近隣に住む方が福岡、関西空港などと利便性では差が見られないこと」に対応し、松江市から広島空港までのバスの運行や松山市から安い料金のフェリーを運行など、具体策をJATAはじめとする関係団体、企業と共同で検討しているという。
 また、JATA中国・四国支部では今回のフェアではハワイのイメージを紹介するのみに留まらず、ホテルでの過ごし方やイベント情報の提供などを通じて一般旅行者、および旅行会社にテレビや雑誌で得る以外の情報提供を目的としている。これはハワイのイメージだけでなく具体的な過ごし方を提案する方が実際の旅行需要に結びつくとの考えがあるため。今後は中国をテーマとして、滞在先でのレストランの食事内容の紹介や旅行中に病気になった場合の対処など、掘り下げたテーマでイベントを開催したいとしている。
 なお、「HAWAII トラベルフェア」の詳細は以下の通り。

▽「HAWAII トラベルフェア」
・場所:リーガロイヤルホテル広島 宮島の間(3F)
・時間:10:00〜14:00
・対象:旅行会社に勤務する方、および一般の方
▽プログラム
10:00 受付開始
10:30 ハワイのホテル事情 知っておきたい基礎知識(船浦重利氏、マリオット・インターナショナル)
11:00 知っておきたいハワイの基礎知識 ハワイの大自然の魅力(島田正子氏、アロハ航空)
12:45 ハワイの各種イベント キャンペーン情報(橋本育子氏、ハワイ観光局)
13:30 ロングステイを満喫するためのコンドミニアム活用術(中川聡氏、パシフィックリゾート)