SQ、機内サービスを強化、一流シェフ8名が機内食を考案

  • 2002年11月18日
 シンガポール航空(SQ)は先ごろ、機内食「ブック・ザ・クック」のメニューを増設、さらに日本未発売のフランス産シャンパン「パイパー・エドシック・レア」のサービスを開始している。SQは9.11事件による需要低迷の打開策としてバラエティに富む機内食の提供や機内エンターテイメントの充実など、機内サービスの向上に努めている。
 「ブック・ザ・クック」はファーストクラス及びラッフルズクラスの旅客が機内食のメインディッシュを事前に予約できるサービスで、東京発便のファーストクラス、ラッフルズクラス共に和食、洋食、エスニックなど計12種類のメニューを取り揃えている。特に日本路線では、ファーストクラスではにぎり寿司やすき焼き、ラッフルズクラスでは鰻の蒲焼き、ちらし寿司などのリクエストが多いことから和食を重視。世界の一流シェフ8名で構成するSQ機内食アドバイザー「インターナショナル・カリナリー・パネル」に京都「菊乃井」オーナーシェフ村田吉弘氏を選出して、和食メニューの考案を依頼している。村田氏の加入により和食機内食のレベルを他社と一線を画し、東京の日本料理店でも味わうことのできない料理の提供を目指す。