海外個人旅行が大幅に改善、3ヶ月後に回復の予想、JTB短観調査
ジェイティービーが10月に同社支店218ヶ所の支店長を対象に行なった短期業況観測アンケートによると、現在のDI値は前回実施時の7月よりも国内旅行、海外旅行の全ての項目で上昇している。特に海外個人は前回調査時のマイナス47ポイントから41ポイント増加し、マイナス6ポイントまでに回復、全体でもマイナス13ポイントと前回時より14ポイント上昇した。前回はサッカーW杯の影響で夏旅行の予約出遅れで厳しい状況であったが、現在は個人需要を中心に回復の手応えを感じているようだ。ただし、3ヶ月後の見通しでは景気停滞感や国際情勢の不安定さを反映し、海外個人旅行がプラスマイナスゼロと4ポイント増加したものの、その他の項目は弱含みの予想に転じ、全体でマイナス15ポイントと現在よりも下回っている。