ICAO、今年の旅客人数はゼロ成長、回復は2004年ごろを見込む
国際民間航空機関(ICAO)によれば、今年の国際航空における旅客輸送の伸びはゼロ成長になる見通しだ。ICAOでは旅客の需要を旅客人キロ(Passenger-Kilometers Performed:PKP)で把握しており、2000年は3兆170億PKPであったが2001年は2兆9000億PKPと減少し、2002年も同水準で推移すると予測している。ICAOでは2004年ごろに全体的な回復基調に移行すると予測、具体的には、北米方面の航空会社は2002年においても需要の低迷は避けられず、2000年程度のPKPに回復する時期は2004年ごろと予測しているものの、同方面のシェアは2000年の39%から2004年には36.2%に低下するという。それに対して、アフリカおよびアジア・太平洋、中東の航空会社に関しては2002年から徐々に増加傾向になるという。