オークラとラッフルズの提携、マーケティングなど3分野で相互に協力

  • 2002年8月30日
 オークラホテルズ&リゾーツとラッフルズ・インターナショナルはこのほど、プロジェクト、マーケティング、購買の3分野における包括提携を締結した。この提携により両社がこれまで蓄積してきた運営ノウハウを相互に補完し、3つの分野で世界各地に展開する両社のプロパティで協力することが出来るという。両社が世界各地に所有・運営するプロパティは、アムステルダム以外競合することはなく、互いのブランド力を生かした提携となる。
 具体的には、プロジェクトの分野でラッフルズが運営するアムリタ・スパをオークラホテルに導入すること、マーケティング分野で共同で11月にロンドンで開催されるWTBに参加すること、購買分野ではラッフルズが既に導入している電子調達のノウハウをオークラが取り入れることなどが現段階で検討されており、人材の相互交流を活発にしていく。ラッフルズにとっては、同社傘下のプロパティの約12%程度を日本人客が占めていることから、オークラの顧客がラッフルズの会員特典を利用可能にするなど日本市場での浸透を図っていく。