JNTO、訪日促進キャンペーンを本格展開 春夏・食の動画を公開、地方誘客も促進

  • 2026年10月28日
JNTO

 日本政府観光局(JNTO)は10月28日、訪日促進キャンペーン「Japan. Unforgettable」の春編、夏編、統合編、食編の動画を公開した。4月末に先行公開した秋編・冬編と合わせ、動画広告やデジタル屋外広告などを通じたプロモーションを本格化する。日本の季節や地域ごとの多様な魅力を発信し、訪日需要の時期・地域の分散や地方誘客につなげる。

 主なターゲットは、日本を旅行先の候補として考えているものの、まだ訪日経験のない旅行者。JNTOは英国、ドイツ、フランス、北欧、米国、オーストラリア、インド、中東、タイ、韓国の10市場で事前調査を実施し、各市場の特性や旅行者の志向を踏まえて動画やメッセージを制作した。

 春編では、桜や藤、菜の花などの景色に加え、花見や旬の味覚を紹介。桜前線が南から北へ移る日本ならではの楽しみ方も訴求する。夏編は、川下りやマリンスポーツ、かき氷、祭り、農業体験などを取り上げ、暑さへの懸念に配慮しながら夏の多彩な過ごし方を提案する。統合編は四季を通じた自然・文化・食をまとめ、食編では伝統的な日本食から西洋料理、高級料理、大衆料理まで幅広く紹介する。そば打ちなど、食を通じて文化や歴史に触れる体験も盛り込んだ。

 動画には、姫路城や宮島でのカヤック、四万十川でのラフティング、青森のねぶた祭り体験など、各地の観光素材を採用。キャンペーンサイトには春・夏の旅の魅力やモデルコースを紹介するページを追加した。サイトは英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、アラビア語、タイ語、韓国語の8言語で展開する。

 JNTOは、動画をYouTubeやFacebook、Instagramなどのウェブ広告、デジタル屋外広告に活用する。キャンペーンを通じて、日本を「いつ来ても楽しめる旅行先」として発信し、インバウンド市場の多様化や消費額拡大、観光の持続的な発展を目指す。