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ニュージーランド、「食×ウェルネス」で日本市場開拓 JTB・HISとも連携、予約転換へ

  • 2026年9月13日

JTB、HISと連携 「ストーリー」から予約へ

 業界的に注目されるのが流通各社との連携だ。

 ワッフルベイカー氏は、ニュージーランド航空とのパートナーシップに加え、JTB、HISとの「独占的な連携」を通じ、「心を動かすストーリーと実際の旅行商品を結びつけ、旅行への関心を具体的な予約行動へとつなげる」と説明した。

ワッフルベイカー氏

 会見後の取材によると、JTBとHISが共同で一つのキャンペーンを展開するのではなく、両社が倉科さんの画像などキャンペーン素材とテーマを活用し、それぞれ独自にプロモーションを展開する形となる。TNZ側は送客増とともに、日本でのデスティネーション認知の底上げも狙う。担当者はハワイやイタリアなどと比較すると、日本市場ではニュージーランドは依然「ニッチなデスティネーション」との認識を示した。

 ニュージーランド航空も9月末から、倉科さんの映像や画像を活用した独自のキャンペーンを予定しているという。

11年ぶりのクライストチャーチ直行便も追い風

 需要喚起の追い風となるのが、日本から南島への航空アクセスの改善だ。

 ニュージーランド航空は11月27日、成田―クライストチャーチ線の直行便を約11年ぶりに再開する。11月28日以降は火・木・土曜の週3便を基本に、2027年5月8日まで季節運航する予定。成田からクライストチャーチまで約11時間で結び、新内装のボーイング787-9型機を投入する。

ニュージーランド航空

 今回のキャンペーンでもクライストチャーチはオークランドと並ぶ主要ロケ地となっており、南島への直行便再開と連動した需要喚起を進める。会見後、TNZ担当者は、ニュージーランド航空についてはクライストチャーチ直行便の再開を踏まえ、キャンペーン素材の中でも同方面を訴求する素材を活用していくとの見通しを示した。

 自然景観という従来からの強みに、食やウェルネスといった新たな訴求軸を加え、航空会社や旅行会社との連携を通じて実際の予約につなげられるかが注目される。