マイナビ、27年卒の内定者意識調査 内々定は平均1.7社、入社先選びは「安定」重視
マイナビは7月31日、2027年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とした「マイナビ 2027年卒 内定者意識調査」を発表した。内々定保有社数は平均1.7社で前年と同水準となる一方、就職活動の継続率は30.6%と前年から3.5ポイント上昇した。入社予定先の選択では「安定している」が最も重視され、最終的な決め手には「社員の人柄・社風」「事業の独自性」「働き方」が挙がった。
内々定を保有する学生の平均保有社数は1.7社となり、前年に続いて2社を下回った。一方、入社予定先をほぼ決めたものの就職活動を続けている学生と、入社予定先をまだ決めていない学生を合わせた活動継続率は30.6%で、前年より3.5ポイント上昇した。活動継続率は2025年卒以降、上昇傾向にある。
就職活動を終了した学生の66.2%は、調査時点で保有する内々定が1社だった。これに対し、入社予定先をほぼ決めながら活動を継続する学生では、3社以上の内々定を持つ割合が20.4%となった。入社先の候補が固まった後も、納得できる意思決定に向けて情報収集や企業比較を続ける学生が一定数いることを示している。
現在最も志望度が高い内々定先が、就職活動開始時の第一志望だった割合は全体で47.3%だった。活動を終了した学生では57.2%と過半数を占めた一方、入社予定先をほぼ決めながら活動を続ける学生では31.3%にとどまった。第一志望ではない企業への入社を決めた理由では、「第一志望の企業に落ちた」が約半数を占めたほか、活動終了者では「就職活動を進めるうちに第一志望が変わった」との回答も多かった。
入社予定先を選ぶポイントは、活動状況を問わず「安定している」が最多となった。活動終了者では53.4%、入社予定先をほぼ決めた活動継続者では65.2%だった。活動終了者では「社風が良さそう」が34.5%、「福利厚生制度の充実」が27.4%で続き、活動継続者では「福利厚生制度の充実」が31.4%、「将来性がある」が23.7%となった。
他社にはない最終的な決め手としては、採用担当者や社員との交流を通じて感じた「社員の人柄・社風」、業界内での位置付けやビジネスモデルなどの「事業の独自性」、制度やキャリアとの適合を含む「働き方」に関する回答が多かった。
調査は2026年6月15日から7月5日まで、2027年3月卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象にインターネットで実施し、1629人から回答を得た。


