TCSA、調停委員会発足、委員長に阿部三夫弁護士が就任

  • 2005年5月28日
 日本添乗サービス協会(TCSA)は6月1日、「添乗員問題調停委員会」を発足する。これは、添乗員派遣元と派遣先の旅行会社との間で解決がつかない問題が生じた場合、中立的な立場で調停を行なう機関が必要との認識から、TCSAがJATAやANTAに働きかけて6月を目処に発足を計画していたもの。委員会はJCSA、JATA、ANTAが推薦する各2名の委員に加え、委員長には3者共同の推薦者に委嘱、初代委員長には阿部法律事務所所長の阿部三夫・弁護士が就任した。調停申立てができるのは3協会の正会員で、それぞれが所属する協会に設置した事務局に申立ての主旨及び事実関係を記載した書面を提出、事務局は相手方の事務局と協議、事実関係を確認の上、双方の事務局において当事者双方に解決策を提示する。それでも解決しない場合は双方の事務局で協議の上、所定の申立書に問題点をまとめ委員会に調停を求める手順になっている。3協会の委員会事務局は以下の通り。

TCSA:鈴木毅TCSA事務局長
JATA:米谷寛美JATA事務局次長
ANTA:菊池辰弥ANTA経営調査部次長