オービッツ、自社データを旅行会社に開放、販路拡大へ

  • 2005年5月20日
 米大手航空会社5社が共同出資した旅行会社ORBITZ(オービッツ)は、アクア・ソフトウェア・プロダクツと提携し、同社のデータベースをウェブ上で旅行会社が閲覧・予約できるシステムを導入する。これにより、契約した旅行会社はオービッツのサイト上の価格(455以上の航空会社の約20億フライトとその正規料金やネット上のみの割引料金)を調査し、顧客に販売できるようになる。オービッツによると、現在オンラインによる航空券の購入は15%程度しかなく、いまだ多くの人は既存の旅行会社を通して予約している。このため、同社は旅行会社と提携し、一般客のオンライン予約以外からも収益を得たい考えだ。同システムは8月を目途に導入する予定。