JATA、「海外旅行博in広島」5月開催、早期実地で需要回復狙う

  • 2005年5月7日
 JATAは今年度の海外旅行博を広島と仙台で開催する。例年10月ごろの実施で仙台の日程は9月14日・15日だが、広島では5月25日・26日に開催する。これは、テロや景気の影響で旅行需要が減退していることから早期に実施して需要回復を促進したいJATAと、広島地区の旅行者数が平成10年では31万人だったものの翌年には29万人に落ち込むなど、同地域での旅行需要の減速を懸念する広島知事の意向とが合致した結果である。
 「海外旅行博in広島」の会場は、広島電鉄紙屋町駅前にある「NTTクレドホール」で、土日は平均20万人を超える通行量の多い場所。会場では海外旅行抽選会や観光地紹介ビデオを放映して参加者の旅行意欲を喚起したり、航空会社、政府観光局、旅行業者など45の出展者が旅行情報を提供する予定。JATAは2万人の来場者を目標としている。