JTB、次期社長に佐々木氏内定、エージェント業の本質確立が課題
JTBは4月26日の取締役会で、3期6年勤めた現代表取締役社長舩山龍二氏に代わり、現常務取締役西日本営業本部長の佐々木隆氏の社長就任を内定した。正式には6月の株主総会後の取締役会で決定する。これにより、舩山氏は会長に、現会長の松橋功氏は相談役に就任する。舩山氏は競争力強化、財務基盤強化、営業体制の刷新など子会社、関係会社との連結経営基盤の確立を視野に構造改革を推進、2001年度決算はテロの影響を受けながら経常利益20億900万円・純利益14億5000万円の黒字、株配当も従来の20%を維持する見通しを立てた。今回の交代は、経営陣の若返りが目的である。
佐々木氏は、今後の旅行業経営は「エージェント(代理人)としての役割確立が最大の課題」とし、収益向上のために徹底的なコスト削減やハイリスク・ハイリターンの考えから座席買取など積極的に行なうことを検討している。また、収益の柱である法人営業では、イベント、コンベンションなど専門領域別の社員育成を行ない、付加価値の高いサービスを提供したいと抱負を述べた。
佐々木氏は、今後の旅行業経営は「エージェント(代理人)としての役割確立が最大の課題」とし、収益向上のために徹底的なコスト削減やハイリスク・ハイリターンの考えから座席買取など積極的に行なうことを検討している。また、収益の柱である法人営業では、イベント、コンベンションなど専門領域別の社員育成を行ない、付加価値の高いサービスを提供したいと抱負を述べた。