JATAはテロでダメージを受けた国・地域への需要回復策の一環として､4月13日〜20日の日程でエジプトへミッションを派遣､4月15日にカイロで観光フォーラムを行なった｡エジプトのベルタギ観光大臣がフォーラムで討議･確認された内容を声明文にて発表､両国観光促進のための「日本･エジプト観光促進協議会」設立の検討やビザ発給手続の簡素化､エジプトへのフライト･アクセスの改善などが盛り込まれている｡また､エジプトによる「安心の旅宣言」も入っており､現地を視察した石山JATA事務局長は｢現地の治安は良好で､人が集まる場所に観光警察や治安警察など十分な人員を配置しており､97年のルクソール事件後の安全体制が今も続いている」と確認した｡
　また､日本におけるエジプト･プロモーションとしてエジプト大使観光局は「サムライ・キャンペーン」も実施する｡1862年の遣欧使節団がエジプトを観光してから今年が140年になることから､140人の日本人を抽選でエジプトに招待する予定｡