2003年度採用計画、旅行業界は採用数減少、ユニークな採用試みも

  • 2005年4月22日
 日本経済新聞が調査した2003年度採用計画によると、採用総合計100位にランキングした旅行関連企業は総合2位の東日本旅客鉄道の約1130名(昨年実績1194名)、9位の西日本旅客鉄道の約690名(同670名)、19位の東海旅客鉄道の約500名(同506名)、57位のJTBの250名(昨年実績500名)であった。
 主要企業の新卒採用予定者数は2002年度実績見込み比で6.3%減と3年ぶりの減少、デフレやIT不況などがその要因だ。デニーズジャパン、警備システムのセコムなどのサービス業が上位に食い込んで来たものの、旅行関係はJTBをはじめ、近ツーの20名(昨年実績100名)、日本旅行0名(同55名)、阪急交通社0名(46名)、プリンスホテル424名(同530名)、帝国ホテル65名(同63名)と、昨年度実績の維持あるいはそれを下回る模様だ。
 なお、最近では自分の意思をきちんと伝えられる学生が少なくなったといわれているが、エイチ・アイ・エス(採用数は未定)では通常の採用試験に加え、希望者には澤田社長の前でプレゼンテーション能力をアピールする機会を設けるユニークな採用を行なう予定。