成田暫定滑走路いよいよオープン、経済活性化への役割に期待

  • 2005年4月16日
 本日、成田空港暫定滑走路の供用が始まる。これに伴い4月17日、暫定滑走路オープンの記念式典が開催され、扇千景・国土交通相、堂本あき子・千葉県知事らが出席した。この滑走路により、発着数は10月後半に16万8000回へ増加、年間約20万回程度になる。扇大臣は、「成田空港を行き来する旅行者は今まで以上に増える。第三次産業の主幹として観光が経済活性化の車輪となるよう期待する」と表明。堂本知事は、「成田だけでなく千葉県全体で質の高いホスピタリティを提供して海外から訪れる方々のお迎え、お見送りをしたい」。空港内に設けた千葉県特産物店などをアピールし、千葉県周辺への海外からの観光需要を喚起したい意向だ。
 予定された2500メートル滑走路への拡張工事は未定だが、扇大臣は「初志貫徹し、一日も早い完成を実現したい」と語った。