旅行業・観光業DX・IT化支援サービス

日経消費予測指数、旅行の潜在的ニーズの伸びを示唆

  • 2005年4月15日
 日経産業消費研究所が発表した3月の日経消費予測指数によると、一般消費者の「旅行・レジャーへの支出意欲」が、前回調査の12月より9.2ポイント上昇した。同指数は、低収入層(520万以下)、中収入層(530〜850万)、高収入層(860万以上)で区分する年収別各階層の旅行や耐久財、教養・文化の支出意欲に加え、職業全般や物価に関する7つの項目から、今後半年間の消費動向を調べている。
 旅行関連の支出意欲は、すべての年収別各階層において増加を示している。内訳は、低収入層が14.4ポイントの大幅な上昇、高収入層は5.7ポイント、中収入層は2.9ポイントである。年齢別でも、60代以上は15.7ポイント、30代は14.8ポイント、20代は12.9ポイントと支出意欲の高い年代層も幅広い。また消費者は、価格が安くとも生活の「質」を求めており、「よい品物ならばお金をかけても惜しくない」の回答は71.5%と高い水準にある。