レンタカーもコミッションカットの動き、レジャー用は変更なし

  • 2005年4月9日
 アメリカ・カナダの主要航空会社は先月、両国の旅行会社に対するベースコミッションカットを導入したが、このほど、ハーツやダラー、エイビス、バジェットなど米レンタカー会社でも手数料廃止を導入しはじめた。手数料廃止は一部の法人契約料金が対象で、該当料金でのアメリカ・カナダ内でのレンタカー手配の場合に限る。通常の観光客用料金や法人契約のない企業へのレンタカー手配には適用にならない。ただ、航空会社と違って対象の法人料金を契約している全世界の旅行会社に適用される。
 4月3日に導入を発表したハーツレンタカーの日本での予約・送客部門であるハーツ・アジア・パシフィックは「対象料金は料金体系のなかで一番安いもの。契約している企業側から『旅行会社への手数料を除いてでも安くして欲しい』との意見が多いことから決定した。インハウスの旅行会社には多少の影響はあると思うが、日本での対象会社はわれわれの取扱い旅行会社のうち1〜2%程度の少数で、対象であっても時期や車種により法人料金を利用しない場合もあり、そんなに影響はないと思う。実際、対象旅行会社からも苦情などはない」と説明、「日本の旅行会社の利用が多い観光客用料金に対する手数料カットは今後もないだろう」とも話している。