2月に訪日したブッシュ米大統領と小泉総理大臣の会合で両国の旅行需要回復の必要性が確認されたのを受け､国土交通省､JATA､ANTA､JNTOは5月に日本人観光客1000人をニューヨークに送る｢VISIT NEW YORK 1000｣を実施する｡イベントは在NY日本国総領事館､NY市観光局､メトロポリタン美術館が後援し､日本航空､全日空､ノースウエスト航空､ユナイテッド航空､コンチネンタル航空､アメリカン航空の協力を得ている｡
　これにあたり､JTB､近畿日本ツーリスト､日本旅行､阪急交通社､ジャルパック､全日空ワールドの6社がホールセール商品を企画化､旅行商品として初めてブッシュ大統領や小泉総理大臣､ベーカー国務長官､扇国交大臣といった国の要人の写真を掲載したパンフレットを作成している｡そのほか､日通旅行も商品企画を検討している｡旅行者は5月24日にメトロポリタン美術館のエジプト館を貸切って行われる記念事業に参加､館内見学のほか､写真撮影やNY市長の挨拶がある｡なお､団長は扇国交大臣または副大臣といった国交省幹部が務める模様｡