読者アンケート2026
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阪急交通社、12月取扱額は前年同月比27%増、海外・国内ともに伸長

 阪急交通社グループの2025年12月の旅行取扱額は、海外・国内ともに好調に推移し、全体で前年同月比126.6%となった。海外旅行では商品強化が奏功し、欧州やクルーズを中心に取扱高を伸ばした。

 阪急交通社の2025年12月の総取扱額は248億5816万円となり、前年同月比127.3%と増加した。海外旅行は134億6399万円で同133.4%と大幅な伸びを示した。欧州やエジプト、日本発着クルーズを中心とした販売強化が集客を下支えした。エジプトではデラックスホテルや新規開業ホテルを利用する商品が好調で、集客は前年比約1.8倍となった。欧州ではドイツやオランダなどのクリスマスマーケットを巡るツアーの拡充が奏功し、日本発着クルーズでは「MITSUI OCEAN FUJI」のチャーター実施などにより需要を取り込んだ。

 国内旅行の取扱額は111億5923万円で、前年同月比119.9%となった。物価上昇による個人消費への影響が懸念される中、冬の味覚をテーマとした商品やイルミネーションを組み込んだ企画で需要喚起を図った。北海道では人気観光都市を巡るグルメツアーが好調に推移し、中国方面では出雲大社の神在祭と地元食材を組み合わせた日帰りバスツアーが支持を集めた。さらに、「飛鳥Ⅱ」や「にっぽん丸」を利用したクリスマスチャータークルーズも伸長した。

 グループ会社の阪急阪神ビジネストラベルを含めた2社合計の12月取扱額は271億7028万円で、前年同月比126.6%となった。阪急阪神ビジネストラベルの海外旅行はビジネス渡航の底堅い需要により115.2%、国内旅行は企業団体需要が牽引し150.0%と、それぞれ前年を上回った。海外旅行需要の回復が一進一退を続ける中でも、商品造成力と販売施策による需要創出が、年末商戦での実績拡大につながった。